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【2020】キーワードプランナーの登録方法から使い方までを分かりやすく解説

キーワードプランナーはリスティング広告利用する際に、候補となるキーワードの抽出や、キーワードの検索ボリューム・競合性といったデータを調べることができる非常に便利なツールです。

この記事では、キーワードプランナーの具体的な使い方を解説していきます。

キーワードプランナーを使うにはGoogle広告への登録が必要

キーワードプランナーは無料で利用できるツールですが、利用するためには「Google広告」への登録が必要です。

Google広告への登録手順を解説していきます。

なお、今回は実際に広告を運用することを前提とせず、とりあえずキーワードプランナーを使用するために登録を行うため、広告のキャンペーン作成などに関する詳細な解説は割愛します。

  • Google広告へアクセスし、「今すぐ開始」をクリック
  • 広告の目標を選択
    広告運用の目的にマッチしたものを選びましょう。
    キーワードプランナーを使うことが目的で、実際に広告運用をするつもりがない場合にはどれでもOKです。
  • ビジネスの説明を入力
    ビジネスの名前とウェブサイトのURLを入力します。
  • ターゲットとするユーザーの所在地
    日本を選択します。
  • キーワードのテーマの設定
    ここは何でも構いませんので、ビジネスの名前で入力したものなどを適当に使用してください。
  • 広告を作成する
    見出しや説明文など適当なものを入力します。
  • 広告の予算を設定する
    後からキャンペーンを停止するため予算はいくらでも構いませんが、停止し忘れた場合のことを考えてなるべく少額に設定しておきましょう。
  • キャンペーン設定の確認
  • お支払い情報を確認
    運用を行わない場合でもクレジットカードの登録が必要です。

以上でGoogle広告への登録は完了し、キーワードプランナーを利用できるようになりました。

ここで必ず行わなければならないのが、「キャンペ-ンの停止」です。

キャンペーンを有効にしておくと予算が消化されてしまうためです。

Google広告のメイン画面から「キャンペーン」を選択しキャンペーン一覧を表示させ、キャンペーン名の隣にある緑色の●をクリックして、ステータスを「一時停止」に変更することでキャンペーン停止完了です。

広告出稿していないアカウントの検索ボリューム表示について

Google広告への登録によってキーワードプランナーが利用できるようになりましたが、実際に広告運用を行っていないアカウントの場合に注意点が一つあります。

それは、キーワードプランナーのメイン機能の1つである月間検索ボリュームを抽出する際に、広告運用を行っていない場合には詳細な値ではなく、ざっくりとした範囲での表示となってしまうということです。

具体的には、「10~100」「1000~1万」といったように、一桁単位で数字が丸まって表示されます。

検索ボリュームが250のキーワードであれば、「100~1000」と表示されるというわけですね。

大まかなボリューム感はつかめるものの、それで足りるかどうかはどの様な目的で使用するか次第です。

もし詳細な検索ボリュームを把握する必要があるという場合には、ごく少額でも良いので広告運用を行う必要があるということを知っておきましょう。

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キーワードプランナーの使い方

キーワードプランナーを利用する準備ができたところで、具体的な使い方を見ていきましょう。

キーワードプランナーのトップ画面へ先程のGoogle広告へ登録したアカウントでログインすると、以下の2つの機能が表示されています。

・新しいキーワードを見つける

・検索のボリュームと予測データを確認する

この2つがキーワードプランナーのメイン機能となり、それぞれできることが異なるため、一つずつ詳しく見ていきましょう。

新しいキーワードを見つける

「新しいキーワードを見つける」はその名の通り、リスティング広告の出稿に使う新しいキーワードの候補を見つけることができる機能です。

キーワード、もしくはウェブサイトのURLを入力すると、指定のキーワードやウェブサイトと関連性が表示されます。

例えば「スニーカー」というキーワードを指定した場合、「ナイキ スニーカー」「メンズ 靴」「エアマックス」といった様に、指定キーワードと関連性のあるキーワード3464個表示されました。

また、キーワードの候補とあわせ、次の様なデータを一緒に表示してくれるのもキーワードプランナーの特徴です。

・月間検索ボリューム

対象のキーワードが一ヶ月間に何回検索されたかを表すものです。

月間検索ボリュームが大きいほど、広告を出稿した際に大きな流入を期待することができます。

・競合性

対象のキーワードで広告を出している競合の多さを表したもので、低・中・高の3段階があります。

競合性が高いほどコンバージョンが期待できる傾向がありますが、同時に入札単価も高額になりがちです。

・入札単価

広告を表示させるために推奨される入札金額を表したものです。

入札単価も競合性と同様、高いほどコンバージョンが期待できる傾向があります。

これらの指標を参考にすることで、自社の予算を踏まえてどの様なキーワードを狙っていくべきかを判断することができます。

例えば予算が潤沢にあるのであれば、平均検索ボリュームが大きく、競合性と入札単価も高いキーワードを狙ってパイを大きくするといった戦略も考えられますし、反対に予算が限られているのであれば、検索ボリュームの割に競合性の低いお宝キーワードを探して狙っていくといった戦略などが考えられます。

この様に「新しいキーワードを見つける」を利用することで、リスティング広告の出稿に使えるキーワードの候補を効率よく洗い出すことができます。

検索のボリュームと予測データを確認する

キーワードプランナーのもう一つの機能である「検索のボリュームと予測データを確認する」は、洗い出したキーワード候補のリストを検索ボリュームと、広告パフォーマンスの予測データを確認するのに役立つ機能です。

「検索のボリュームと予測データを確認する」をクリックすると検索窓が表示され、キーワードを一行ずつ入力するか、「,(カンマ)」で区切って入力することで、まとめてキーワードの調査を行うことができます。

候補となるキーワードリストの取得方法は色々なものが考えられますが、Googleのサジェストキーワードををまとめて抽出する方法などは代表的なものでしょう。

サジェストキーワードとは、Googleの検索窓に特定のキーワードを入力した際に、セットで検索されることが多い複合語を足したものです。

例えば「スニーカー」と入力した場合には「スニーカー ナイキ」「スニーカー メンズ」「スニーカー 安い」といった候補が自動で表示され、これらをサジェストキーワードと呼びます。

サジェストキーワードは関連キーワード取得ツールなど、様々なツールで一括して抽出できるため、ぜひ活用してみてください。

調査結果画面では、入力したキーワードの月間クリック数や表示回数、平均CPAやコンバージョン数といいった予測データが確認できるため、出稿キーワードを選定する上で参考になります。

また、デフォルトでは「予測データ」になっているタブを「過去の指標」に切り替えることで月間検索ボリュームや競合性を確認することができ、1年間の推移も見ることができるため、季節要因なども調べることができます。

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キーワードプランナーはSEO対策にも活用できる

キーワードプランナーはリスティング広告の出稿キーワードを選定するのに役立つことがわかりましたが、SEO対策におけるキーワード選びにも同様に使うことができます。

「新しいキーワードを見つける」ではSEOでは定番のサジェストキーワード以外に、関連キーワードも抽出できるため、より広く候補となるキーワードを洗い出すことができます。

さらに、キーワードプランナーではキーワードの月間検索ボリュームや競合性もあわせてチェックできるため、キーワードを上位表示させるための難易度も判断することができます。

SEO対策において適切な対策キーワード選びは施策成功を大きく左右する要因になるため、ぜひキーワードプランナーを活用してみてください。

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まとめ

キーワードプランナーの登録方法から具体的な使い方までを解説しました。

キーワードプランナーを使うためには広告運用を行う行わないに関わらず、Google広告のアカウントが必要になるため、アカウントをお持ちでない方は、まずはアカウント登録を行いましょう。

具体的な使い方としては、メイン機能である「新しいキーワードを見つける」と「検索のボリュームと予測データを確認する」という2つを使い、キーワード候補の洗い出しを行ったり、候補となるキーワードの月間検索ボリュームや広告の予測パフォーマンスのリサーチを行ったりすることができます。

また、キーワードプランナーで得られるキーワードデータはSEOにも応用できるため、検索エンジンまわりのマーケティングにおいては、必須ツールのひとつといえるでしょう。

ぜひこの記事を参考に、キーワードプランナーを活用してみてください。