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MEO対策完全版!アルゴリズムの仕組みと上位表示させる8つの方法を解説

MEO対策で、検索順位を上げようとするとき、MEOのアルゴリズムと掲載順位の仕組みを正しく理解することが重要になります。

アルゴリズムと聞くと、「何やら専門用語で難しそう……」と思われるかもしれませんが、着目する点は限定されています。

この記事では、MEOのアルゴリズムについて、仕組みや上位表示させる方法を解説しています。

ぜひ、参考にしてみてください。

MEOのアルゴリズムは定期的にアップデートされる

まず前提としておさえなければならないのが、「MEOのアルゴリズムは定期的にアップデートされる」という点です。

特に、MEOで重要なアップデートとして「ヴェニスアップデート」と呼ばれるものがあります。

ヴェニスアップデートとは、「ユーザーの位置情報を検索結果に組み込んだアルゴリズム」のことを指します。

たとえば、これまで「八王子」に住んでいて、そのエリアから「歯医者」を探す際に「八王子 歯医者」というキーワードで検索していたとしましょう。

デバイスの位置情報がONになっている場合、「歯医者」と入力するだけで、現在いる場所から近い歯医者を検索結果に表示してくれます。

ヴェニスアップデートが行われることで、ユーザーに対してより良質な検索結果を示すことが可能になります。

このアップデートに対応して、MEO対策を進めていくことが大切です。

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MEOのアルゴリズム・掲載順位の仕組み

Googleは、MEOのアルゴリズムのすべてを公開している訳ではありません。

一部のアルゴリズムの仕組みのみ、公開しています。

公開しているアルゴリズムは、以下の3点です。

・知名度

・関連性

・距離

Googleマイビジネス上に登録してあるこの3点を読み取って、その人が検索した際の順位を決定しています。

それでは、各項目の詳細を見ていきましょう。

知名度

知名度とは、ビジネスがどれほど広く知られているかを表します。

多くの人に知られているホテル、美術館、有名ブランド店などは、ローカル検索結果で上位に表示されやすくなります。

MEO上の知名度は、企業規模はほとんど関係ありません。

個人ビジネスであっても、オフライン上での知名度があれば、検索結果の上位に表示されます。

逆に、企業規模が大きい企業でも、知名度が低い企業(ニッチな分野、産業など)は、MEOで上位になることはあまりありません。

関連性

関連性とは、検索語句とローカルリスティングが合致する度合のことです。

詳細なビジネス情報を掲載することで、検索者に良質な情報が提供することになります。

この関連性が、Googleのアルゴリズムで評価を得るのです。

Googleマイビジネス上の詳細情報の中に、住所や店舗形態、店舗の種類などを登録することで、関連性を高めることができます。

検索者が入力するキーワードに合致するよう、関連性にあてはまる情報はなるべく具体的に入力することが、MEO対策の王道です。

距離

距離とは、検索語句で指定された場所から、検索結果のビジネス所在地までの距離のことです。

検索語句の中に、場所に関する情報が含まれない場合は、検索しているユーザーの現在所在地に基づいて距離が算出されます。

距離の情報は、MEOアルゴリズムの中でも特に重要視されている項目です。

距離の情報に差異が生じますと、検索者の意図と合致しない検索結果が表示される可能性があるからです。

たとえば、「新宿 レストラン」で検索しているユーザーに対して、渋谷のレストランが表示されても無駄です。

加えて、新宿の中でもエリアがさらに細分化されますので、位置情報は検索者のニーズを合致させるのにかなり重要な情報であるのです。

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MEOのアルゴリズムを踏まえて上位表示させる8つの方法

ここまで、MEOのアルゴリズムの概要を把握してきました。次に検索結果に上位表示させる方法を見ていきましょう。

具体的には、以下の8つの方法が挙げられます。

・ユーザーが検索するキーワードを決める

・Googleマイビジネスの情報を充実化する

・WEB上のNAPを統一する

・口コミを集めて必ず返信をする

・反応率を高める

・被リンクを増やす

・サイテーションを獲得する

・他WEB媒体での露出を増やす・関連性を高める

それでは、具体的に内容を見ていきましょう。

ユーザーが検索するキーワードを決める

検索キーワードとは、「エリア×業種」で構成されている単語、語句のことを指します。

ユーザーが検索するキーワードを決めて、ユーザーがどんなキーワードで検索した際に上位表示させたいかを絞り込むことが、MEO対策では大切になります。

たとえば、「新宿 レストラン」に関連するキーワードで検索をかけるユーザーの中には、「新宿 レストラン 安い」と入力する人もいれば、「新宿 レストラン おしゃれ」と入力する人もいます。

どのキーワードに照準を合わせるかで、Googleマイビジネス上に掲載するべき情報が変わってくるのです。

Googleマイビジネスの情報を充実化する

Googleマイビジネスの情報欄には詳細を記入することで、充実したアピールになり、Googleの検索アルゴリズムから評価を得やすくなります。

マイビジネスの情報は、いわばネット上の「住所」のようなものです。

ユーザーが求めている情報を記載しなければ、いくら良質なサービスを提供していても、Googleには見向きもされません。

可能な限り、情報は具体的かつ豊富に入力しておくようにしましょう。

少なくとも、情報を詳細に入力することで損をすることはありません。

WEB上のNAPを統一する

NAPとは、「Name(名前)」「Address(住所)」「Phone(電話番号)」の頭文字をとって作られた言葉です。

Googleのアルゴリズムは、NAPの情報に差異がある場合、それを「まったく異なるビジネス」と判断してしまいます。

たとえば、住所の記載で「1-11-1」「1丁目1番地1号」と表示されている場合、日本人であれば同一の情報であると判断できます。

ただ、Googleのアルゴリズムは、この2つの情報は「別のもの」と捉えるのです。

Googleマイビジネス、WEBサイト、SNSなどに掲載している店舗情報は、それぞれ表記を統一させておくようにしましょう。

口コミを集めて必ず返信をする

「口コミ」は、お客さまからの率直な反応です。

その内容を参考にして、次のお客さまがやってくることも多いでしょう。

実際に、口コミは信頼できると評している消費者は多く、さらにGoogleマイビジネスの公式ガイドラインでも、口コミの重要性を表明しています。

称賛の口コミはもちろんのこと、マイナスな口コミにも誠実に対応しましょう。

これは、対面の接客でも同じことでしょう。

ただし、不本意な内容の場合には、それなりに毅然とした対応も必要です。

その線引きに注意を払いながら、口コミを円滑に運用していればGoogle側でその真摯な態度が評価され、MEOの検索が上位に現れやすくなるのです。

最も難しいのが「口コミを集めること」です。口コミを書きやすいように、ショップカードの裏面や、卓上メニューにURLやQRコードを印字することがおすすめです。

反応率を高める

Googleは、実際に検索したユーザーがどのような行動をとったかを記録しています。

たとえば、1店舗目のWEBページから離脱した後に、別の店舗のページに訪れて電話予約をしたなど、具体的な行動をGoogleは記憶しています。

電話、経路案内、ウエブサイトの保存など、お店を探す行動を終了した際の店舗を、Googleは特に高く評価します。

検索者にアクションをとってもらうことが、MEOの検索上位表示につながるのです。

被リンクを増やす

被リンクとは、「外部サイトに、自分の店舗サイトのリンクが貼られること」を指します。

外部サイトより、自分のWEBサイトを紹介する数が多いほど、Googleは高評価をつけてくれます。

外部からの紹介が多いほど、それだけ「知名度が高い」「サービスの質が高い」という評価につながります。

Googleとしても、検索ユーザーたちにとって、メリットのある店舗を上位表示させたいので、被リンクの数を一つの指標としている訳です。

サイテーションを獲得する

サイテーションとは、「ネット上で、自分の店舗に関連する発信などの数」のことです。

自分の店舗に関連する情報が、SNSで多く発信されていたり、シェアされたりしますと、「知名度が高い」という点でGoogleから高評価を受けます。

近年は、SNSの発達によって、サイテーションの獲得が特に重要になってきています。

MEOで上位表示させるためには、SNSでの情報発信も欠かさず行っていく必要があります。

他WEB媒体での露出を増やす・関連性を高める

他のWEB媒体で露出を増やし、関連性を深めることで、Googleのアルゴリズムが「知名度が高い」という評価をつけてくれます。

自身のサイトを充実させることに加えて、他の媒体にも掲載させてもらえるよう、働きかけていくことが肝要です。

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まとめ

MEOで上位表示させるためには、Googleのアルゴリズムを踏まえた上で対策を行うことが大切であることをお伝えしました。

店舗情報の充実や情報の統一など、すぐに実践できるものばかりです。

今回ご紹介した方法を実践して頂き、マイビジネスの上位表示を狙っていきましょう。