「MEO対策」という言葉をご存じでしょうか?「Map Engine Optimization」の略で、Googleマップの検索において、自社ページを上位表示させるための施策のことです。
集客力アップのために重要な手段となっています。MEO対策を行う際には業者に依頼するのが一般的ですが、気になるのが費用相場です。
ここでは、MEO対策の料金の決まり方、会社の選び方について詳しく説明します。
MEO対策とは?
「MEO (Map Engine Optimization)対策」とは、Googleマップの検索結果に表示されるサイトの上位に自社のサイトを表示させるために最適化を図ることです。
よく似た言葉にSEO(Search Engine Optimization)がありますが、これはGoogle検索において検索結果を上位に表示させる対策のことをいいます。
MEOはSEOのGoogleマップ版ともいえるでしょう。MEO対策をして自社サイトがGoogleマップの検索上位に表示されれば、集客力に大きく貢献します。
MEO対策は専門家に依頼するのがベター
MEO対策は、個人でもできます。ただし、自社サイトの口コミを集めたりFacebookやInstagramで情報を拡散したりと、工数が多く手間がかかり、本業を圧迫しかねません。
また、苦労してMEO対策をしても、うまくいくとは限らないのです。
Googleマップの検索結果は上位の3枠しかないため、自分で対応するのは非常に難しいのです。MEO対策は専門の会社に依頼するのが最も効率的です。
MEO対策の費用を決める要素
専門業者に任せたとき、MEO対策の費用はどのくらいなのでしょうか。契約形態や、費用の項目をみてみましょう。
2パターンの契約形態
MEO対策の契約形態は主に「日額成果報酬型」と「月額固定型」の二種類に分かれます。どちらも初期費用がかかります。
それぞれの形態について、具体例も挙げながらご説明します。
・日額成果報酬型
日額成果報酬型の費用=上位3位以内に表示された日数×報酬額
成果報酬型ですので、上位3位以内に表示されなければ費用は発生しません。
具体的な例として、日額報酬額が1,000円で、10日間上位3位以内に表示された場合、
1,000円×10日=10,000円
となります。
・月額固定型
月額固定型は、MEO対策の結果によらず、月額報酬が決まっている契約形態です。
例えば、月額が2.5万円なら、MEO対策の結果によらず毎月2.5円支払います。契約期間は、ずっとMEO対策を実施してもらえます。
一見、日額成果報酬型の方がお得のようですが、しかし、契約期間中にずっと成果が出た場合、月額固定型の方が安くなるように費用が設定されています。
例えば、日額成果報酬型で日額1,000円の場合、30日間成果が出れば月額3万円です。
一方、月額固定型で月額2.5万円なら、同じ効果でも月額固定型の方が安くなります。
キーワード数
MEO対策の費用は、対策するキーワード数で変わります。
例えば、ラーメン店が「新宿」「ラーメン」「餃子」「チャーハン」「豚骨」の5つのキーワードによる検索結果で、上位3位以内に表示させてほしいという依頼を出すとします。
すると、5つのキーワードに対して対策が必要となります。キーワードを4つに減らせば対策する量も減るため、費用は安くなります。
また、キーワードによって難易度が変わり、誰もが検索する強力なキーワード、いわゆる「ビッグワード」だと難易度は高くなり、費用も上がります。
依頼するキーワードはMEO対策では肝であり、大変重要な要素です。慎重に選ばなければなりません。
契約期間
当然のことながら、契約期間が長くなれば、それだけ報酬を支払う必要があります。
しかし、MEO対策の効果が出るまでに、ある程度の期間が必要ですから、最低でも6ヶ月間契約するのが一般的です。
サポート範囲
MEO対策の専門会社の中には、Googleマップの検索結果上位3位以内に表示させるだけでなく、他のサポートも用意していることもあります。
守備範囲が広ければ、当然費用はかさみます。
例えば、自社コンテンツを充実させるためのアドバイスや、コンテンツ制作などを請け負ってくれる会社もあります。
ただし、「口コミの投稿を代行する」など、Googleマイビジネスのガイドラインに反したサービスをすすめてくる会社は、問題があるため避けた方がいいでしょう。
MEOの費用相場は月2.5万~5万円
MEOの費用相場は、だいたい月2.5万~5万円です。最初は成果報酬型で契約し、効果が出てきたら契約を続けましょう。
上位表示期間を長くしたい場合は、月額固定型の方が安くなります。
費用面以外もある!MEO対策会社を選ぶときのポイント
MEO対策を依頼する会社を選ぶ際には、どのようなことに気をつければよいのでしょうか?費用以外にも気をつけるべきポイントがあります。
集客の見込めるキーワード選定能力があるか
MEO対策で最も重要なのが、キーワードの選定です。多くの顧客が検索するキーワードを選定すれば、それだけ自社サイトへのアクセスを増やせます。
誰も検索しないキーワードの対策をしても集客力は上がりません。もちろん、自社サイトの検索につながるキーワードを選ぶ必要もあります。
キーワード選定能力が高い会社を選ぶことが、非常に重要です。
効果が高いキーワードは「新宿+和食」などの多くの人が選ぶビッグワードだと思われがちですが、実はそうでもありません。
「新宿+和食」と検索する人の中には和食にしようかイタリアンにしようか迷っている状態の人が多く、確実な来店が見込めるとは限りません。
一方で、「新宿+とんかつ」と検索する人は「とんかつが食べたい」という意思がはっきりとしているため、来店する可能性が高いのです。
このように、効果的なキーワードの選定は非常に難しいものがあります。
対策が容易なキーワードやキーワード数の多さ、費用が安いキーワードだけを選ぶのは危険です。
所在地の位置情報で対策できるか
MEO対策の結果は、Googleマップ上の位置情報によって大きく変わります。自社の所在地のもとでMEO対策ができなければ意味がありません。
上位表示させたい地点で正しく対策できなければ、集客ができないからです。所在地の位置情報で正しく対策できる会社を選ぶべきです。
まとめ
MEO対策の費用相場は、月額2.5万~5円でした。費用はキーワード数や契約期間、そのほかのサポート内容によって、異なります。
一般的に、契約期間は最低6か月が必要です。費用相場が適正であることはもちろんですが、キーワードを正しく選定し、所在地の位置情報を正しく設定できる企業を選びましょう。
自社の方向性に合った対策をしてくれるMEO対策会社を選ぶことで、集客力を高める宣伝を期待できるといえます。